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インタビュー企業インタビュー

(Fri Dec 05 10:00:00 JST 2014/2014年12月・2015年1月号 今日の新聞見た?)

新聞社が提供するブランドコンセプトに即したPR展開
住友林業   コーポレート・コミュニケーション室長   大野裕一郎 氏

大野裕一郎 氏

8月7日朝刊に始まって毎週木曜日、11回にわたって掲載されたのが、住友林業の「木のつく漢字クイズシリーズ」だ。住友林業では、これまでも木や森の価値を広く多くの人に知ってもらう活動をしているが、今回は読売新聞とともに企画を練り、シリーズ広告の掲載につながった。この広告企画が住友林業のプロモーションの中でどう位置づけられ、展開されたのか。コーポレート・コミュニケーション室長の大野裕一郎氏に聞いた。

2014年8月7日 朝刊

8月14日 朝刊

8月21日 朝刊

8月28日 朝刊
以後、毎週“木”曜日に掲載

──なぜ「木のつく漢字」のシリーズとしたのですか。

  住友林業の創業は1691年で、320余年にわたって木の特性を活かした幅広い事業を展開してきました。これまでもさまざまなイベントやメディアを通して、木の効能や活用方法、森づくりの大切さを伝えてきましたが、今回はメーンターゲットを小学生の親子として、クイズを楽しみながら、木の魅力を学べるものにしました。紙面は子どもにも人気がある当社オリジナルキャラクター「きこりん」をナビゲーターとして、夏休み期間に広告をスタートさせました。今回の企画広告では、新聞紙面だけで情報発信するのではなく、他のメディアやイベントにも展開して広げられたことが、大きな収穫でした。

「うめだ住まい博」の会場に作られたクイズボード

  たとえば、8月に東京国際フォーラムで開かれた「丸の内キッズジャンボリー2014」では、漢字クイズに参加された方に「きこりん」ノートをプレゼントするという企画を実施。10月中旬から11月中旬にかけて開催した当社イベント「うめだ住まい博」では、今回の広告企画をベースにしたクイズボードを作成。WEBの活用という面では、全国の小学校に新聞のコンテンツを教材として提供している「読売ワークシート通信」で漢字クイズを配信。また、木や環境について学べる当社WEBサイト「きこりんの森」にも漢字クイズのコンテンツを設け、YOL(ヨミウリ・オンライン)からも多くのアクセスがありました。実施後のアンケートでは、「今まで、同じ木でも樹種による違いを考えたことがなく、面白かった。」「子どもと一緒に楽しめる。」などの感想をいただきました。

──まさに、木を育み、活かしてきた企業というイメージがあります。

  1894年、荒廃した別子銅山を緑の山に回復する「大造林計画」を住友の先人が実施したように、当社は事業の持続可能性を大切にしています。現在では国内に4万6千ヘクタール(国土の約900分の1)の社有林を保有し、海外でも植林事業を展開。環境共生の側面から社会貢献プロジェクト等も実施しています。たとえば「住友林業の家」の建築時等に排出するCO2をオフセットするため、2009年からインドネシアで床面積の2倍の土地に植林する「プロジェクトEARTH」を開始しています。また、建築廃材や林地未利用材を活用した木質バイオマス発電事業など、住友林業グループは、「森を育て、木を使い、また木を植える」というサステナブルな事業を展開しています。そのような「木」の魅力や可能性を知ってもらいたいという思いを込めた広告を発信しています。

──今年から「木と生きる幸福。」というスローガンを発信していますね。

2014年2月2日 朝刊
今年から始めたグループブランド広告

  「木と生きる幸福。」は住友林業グループ共通のブランドメッセージです。そこに込められた深い思いを伝えるために、俳優の加瀬亮さんを起用したテレビCMや新聞広告を今年の初めから発信しています。当社主力事業の一つである住宅事業においては、横綱白鵬関を起用した商品広告を展開しており、耐震性と自由な設計を両立させた当社のオリジナル構法である「BF(ビッグフレーム)構法」、リフォーム商品の「耐震制震ダブル工法」について、強さ・巧みな技術力を、アスリートとしての白鵬関に重ねて伝えています。
  「きこりん」は、住友林業の発祥の地である愛媛県新居浜のヒノキから生まれた「木の精」です。本業を通じた環境への取り組み、今回の企画広告のような「木」の魅力については、「きこりん」だからこそ、親しみをもって伝えることが出来ました。今後も、それぞれの戦略に合わせてメディアのもつ影響力を効果的に活かした発信をしていきたいと思います。